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T's Columns

多少過激なコラム書き殴り

村上春樹とノーベル賞

毎年ノーベル文学賞の候補になるという村上春樹だが、どこが良いのだろうかといつも思う。
彼の作品は海外で評価が高いそうだ。それは外国語の翻訳本が多く存在するからだ。日本で売れるより海外で売れているという。純文学だそうだから私には興味はないが、海外で売れるというと日本では文句なくベストセラーになるらしい。本人も日本には住んでいないようだ。海外の方が居心地が良いのだろう。

ところが彼は海外にいて日本について何かと政治的発言をしている。大江健三郎の真似でもしているのだろうか。してみるといずれも反日的日本人なんだろうと勝手に想像する。日本人でいながら祖国を誇れない輩が、ノーベル文学賞などという白人種からの評価を望んでいるのはさもありなんである。

ノーベル賞は白人種が自分たちの優位性を自画自賛する賞として発足したものだ。ところが白人種より優秀な人種がアジアの片隅にいた。悔しいものだからそのアジア人種が発見したり発明したものを白人種は盗んで自画自賛してきた。

例えば第一回のノーベル医学賞はジフテリアの血清療法に与えられた。
北里柴三郎破傷風に次いで手掛けた血清療法の第二弾で、ドイツ人エミール・べーリングと共同研究の形で発表されたが、受賞はべーリングだけ。北里は黄色い人種ゆえに受賞から外された。

同じころ高峰譲吉が副腎皮質ホルモンを世界で初めて結晶化し、アドレナリンと名付けた。しかし日本人はここでも無視され、それをいいことに米国のジョン・エーベルは「高峰が私の発見を盗んだ」と言い出した。米医学会もそれに乗ってエーベルの名付けた「エピネフリン」を正式の名にした。不思議なことに日本の役所も戦後、米国名に倣っていた。J・アクセルロッドはアドレナリンを脳伝達物質として理論づけノーベル賞を取った。高峰の名も業績も消されてしまった。

鈴木梅太郎第一次大戦前、オリザニンを発見した。人類を脚気から解放した大偉業だが、これまた米国人のC・フンクがビタミンと言い換えて発表した。まず日本人の名付けた名を消し、次に業績も「コメ糠に脚気の治癒効果がある」と予言したオランダ人C・エイクマンがノーベル賞を受賞した。

ビデオからステルス性能まで生み出したフェライトは昭和五年にTDK創姶者の武井武が発明した。オランダのフイリップス社がこれに興味を持ちサンプルを求めてきた。武井が親切にサンプルを送ると、同社はサンプルを分解し、理論を突き止めて世界に特許を申請した。戦後、GHQの命令で日本はフィリップス社の特許を飲まされた。武井武の名は消しさられた。さすがに同社はノーベル賞までは言い出さなかったが、それを見た仏物理学者ルイ・ネールが武井理論を自分名で出してノーベル賞を受賞した。

慶応医学部の小林六造は猫の胃から螺旋菌を見つけた。あの強い胃酸の中に菌がいる。大いなる発見だが、小林はさらにその菌をウサギに接種してみた。ウサギは胃潰瘍を起こした。彼はそれをヘリコバクタ菌と命名した。オーストラリアのバリー・マーシャルはその螺旋菌を自らの胃に接種した。胃潰瘍が起きた。胃がんのもと、ピロリ菌の発見だ。彼はノーベル賞を受賞したが、小林の名と業績を語ることはなかった。

高山正之著作より

事ほど左様に日本人が発見・発明してきた偉業を白人種は恥もなく盗んできた。ところがさすがに現代では盗むことも難しくなったか、偉業はほとんど日本人だけのものになっている。白人種以外で20人以上もノーベル賞を取ったのは日本人だけだ。おそらくこれからもそうである。

ちなみに文学賞や平和賞などは白人種にとってどうでもいい賞だ。経済学賞は途中から追加された賞でこれもどうでもいいと思っているに違いない。