T's Columns

多少過激なコラム書き殴り

白豪主義と朝日新聞

国際連盟の憲章に人種差別撤廃を入れるよう提唱した我が国に対して、断固反対したアメリカと同じ人種差別を公然としていたのがオーストラリアだった。オーストラリアは元イギリスの植民地で犯罪者の流刑地でもあった。今でもオーストラリア人は先祖の出自を誇れずにいる。

オーストラリアの先住民はアボリジニという。アメリカ人がアメリカインディアンを虐殺して絶滅させたように、オーストラリアのイギリス人は白豪主義を唱えて先住民を絶滅させた。そのやり方は動物の狩猟と同じ方法で行われるという人類史上最悪の犯罪であった。

オーストラリアには猛獣がいない。そのため普通のスポーツハンティングができなかった。流刑にされた犯罪者たちは楽しみのためにアボリジニを銃でハンティングしたのだ。オーストラリアの白人種はアボリジニを人間とは思っていなかった。ちょうど映画「猿の惑星」で人間狩りをして記念撮影をする猿のように、アボリジニ狩りをして楽しんだのだ。西洋人に発見された頃には100万人もいたアボリジニは悉く殺害された。強姦によって生まれた混血児は母親から引き離されて隔離されるという非道も行われた。オーストラリア政府の同化政策であった。女児は弄ぶために残されたが男児は生まれてすぐに殺されたという。

1788年にイギリスが植民地化してたった88年後の1876年には純粋のアボリジニは絶滅している。同化政策で白人化した混血アボリジニ1996年頃には35万人になったという。1967年にはやっと市民権が認められ、1993年には先住権も認められたからであろう。

2008年になって時の首相ケビン・ラッドが政府として正式に謝罪している。しかし政府の保護政策の元で混血アボリジニは最下層生活をするに止まっている。

こういう歴史を持つオーストラリア人が敗戦国の日本を極東国際軍事裁判で裁いた。裁判長のウィリアム・ウェブである。ウェブはコチコチの人種差別主義者で反日感情を隠さなかった。日本の弁護団が提出する反証は悉く無視した。当時のオーストラリア政府は天皇を含めた戦犯名簿を提出している。

オーストラリア軍は大東亜戦争勃発時どさくさに紛れてボルトガル領東ティモールを襲った。東ティモールには当時日本の航空会社・大日本航空が乗り入れていた。ポルトガルは中立国だったが、豪州軍機は大日本航空社の無線誘導船を爆撃した。明らかな国際法違反だったが、豪州軍はお構いなしで、1週間後2000人の地上部隊が上陸して占領してしまう。大日本航空の地上要員が捕虜にされ炎天下の倉庫に27人が押し込められた。日本軍はポルトガルの承認を得て邦人救出に向かった。年が明けて1500人の日本兵が上陸し豪州軍はあっという間に西側に逃げた。捕虜となった邦人は2ヶ月半ぶりに救出されている。

ティモールの西側はオランダ領だった。東ティモールに上陸した日本軍から豪州軍は西側の山岳部に逃げた。西側にはオランダ・イギリス連合軍5万人がバンドン要塞にたてこもっていた。しかし800人の日本軍に攻められると1週間で降伏している。インドネシア政府も降伏して、日本軍は7万人の捕虜を抱えることになってしまった。他にもシンガポール13万人、フィリピン・ビルマ10数万人、合わせて30万人の連合国軍捕虜を抱えることになったのだ。強いのも考え物である。これがアメリカならさっさと皆殺しにしていたかもしれない。日本軍は捕虜を食わせるだけでも大変だった。

インドネシアを占領した日本軍は、オランダがほったらかしにしていた多数の言語をジャカルタ語に統一して教育を始め、国軍を創立した。ペタという。400年間も100以上の言語があって意思の疎通もできなかったインドネシア国民は、たった3年間で共通言語を持ち変わっていった。

一方東ティモールは相変わらずポルトガル領であった。ポルトガル人は先住民を強姦して生ませた混血児を統治者に登用して植民地を管理させていた。ハーフカスと呼ばれる混血児たちだ。日本軍が占領統治した西側が変わっていくと、東側の先住民たちが反乱を起こすようになった。日本軍が東側から引き上げると、ポルトガルもハーフカスも困り果てて日本軍に治安維持の駐留を要請してきた。

オーストラリアが連合国の拠点になっていたことから日本軍は東ティモールの重要性に気づき1942年に要請を受け入れて駐留することにした。日本軍は治安維持をする代わりにポルトガルには人頭税や塩税を廃止しするよう条件を出した。結果反乱は鎮まったのだ。

日本の敗戦後1975年にポルトガルは財政上の理由と称して東ティモールの統治を放棄した。折も折、ベトナムで共産軍が南下してサイゴンが陥落する。このままではティモールもどうなるか解らない。アメリカが仲介して結局インドネシアが統合統治することになった。インドネシアは日本軍に学びインドネシア語を共通語として学校や病院などインフラを整備していった。しかしハーフカスは取り残され不満が残った。

やがてインドネシアにとって悲劇が起きた。尖閣諸島と同じティモールの大陸棚に天然ガスと油田があるという調査が発表されたのだ。ポルトガルが早速乗り出して、インドネシア東ティモールで圧政を敷き住民を苦しめているというデマを国際会議で流した。オーストラリアがそのデマに乗りインドネシアを非難した。ノルウェーまでハーフカスの一人に平和賞を贈り側面支援した。東ティモールでは独立かインドネシア従属かの住民投票まで行われて、結果東ティモールは独立しハーフカスが生き返った。大陸棚の資源はポルトガルとオーストラリアのものになった。

この話を誤魔化すためか、オーストラリアの駐ティモール公使のジェームズ・ダンがささやいた「日本軍が駐留した間に4万人もの人口が減った」という嘘に乗せられて、早稲田大学教授の後藤乾一が「日本軍1万人が東ティモールで島民4万人を虐殺したとポルトガル側資料にある」というねつ造記事を朝日新聞に書いた。北海道新聞にも高橋奈緒子が「日本軍は東ティモールを侵攻して占領し、その間虐殺や強制労働などで4万人の犠牲者が出た」などと書いた。朝日新聞船橋洋一も「旧日本軍のせいで島民が4万とも5万ともいう数で斃れたというのに、日本は補償も何もしていない」と書いた。

東ティモールに駐留した日本軍は600人だ。当時の旧軍人は「島民は普段はふんどしを巻いただけの裸同然で、家財も何もなかった。汚れたふんどしを奪ってなんになる」と笑って証言している。

ところが日本政府は朝日新聞のご威光に恐れをなしたか、自衛隊まで送り込んでハーフカスを助けてやっている。つぎ込んだ金は我々の税金だ。このことだけでも朝日新聞は潰すべきだと思う。