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T's Columns

多少過激なコラム書き殴り

無知な善人の正義感

自分は正しいと信じ込んでいる無知な善人ほど始末に悪いものはない。特に戦争反対などは誰もが否定できないことだから、大手を振って行動できるのだ。集団的自衛権にまつわる安保法制を「戦争法制」と言い換えて報道する日本の主要マスコミに煽動されて、無知な善人達が大挙して国会周辺に集まった。

有名人も多く参加したらしい。某法政大学教授などは国民が選んだ現首相を人間ではないなどと罵倒する始末だ。そしてこういうデモこそが民主主義だと言ったそうだ。無政府主義者の典型的な言質だ。そして偏向マスコミが主催者側の人数発表をそのまま垂れ流した。警察調べの4倍もあったのにそのことには触れなかった。明らかな意識的捏造報道だ。

無知な善人達はおそらく朝日新聞しか読んでいないのだろう。このままでは戦争になると思い込んだ。徴兵制も解釈によって可能だなどとデマを流す野党国会議員がいたからだ。無知な善人達は恐れおののいたことだろう。子供を抱いて国会に駆けつけた主婦もいたそうだ。

国会周辺に集まった善人達に共通することがある。人権擁護に賛成、憲法第9条のノーベル賞推薦に賛成、沖縄米軍基地反対、原発反対、おそらく間違いない。彼らは必要性を語らず、恐怖のみを煽る組織に、それと知らずに加担しているのだ。

今の日本の国会は真に議論をする場ではなくなっている。問題の必要性を語らず、万一の事故や危険性だけを言い募っているだけである。まさに不毛な議論しかしていない。無能な野党勢力にかき回されているからだ。

つい数年ほど前に日本国民は選択を誤り、民主党という反日政党に政権を委ねてしまった。そのため、共産中国が与し易しとちょっかいを出してきた。尖閣諸島を狙ってきたのだ。最初はお定まりの漁船の集団が押し寄せた。海上保安庁の 艦艇が体当たりをされるという不祥事が起きた。他国なら即戦闘になる事変だ。ところが民主党政権は事実を隠蔽しようとした。海上保安庁の一色氏がビデオを流出しなければ国民は知らずにいただろう。

共産中国を勢いづけたのは時の首相鳩山由紀夫の「沖縄アメリカ軍基地最低でも県外へ」という一言だった。鳩山は信じられない無知蒙昧だった。後にアメリカに行って「共産中国と戦争するつもりか」と脅された。鳩山は沖縄アメリカ軍が共産中国の歯止めになっていることを知らなかったのだ。抑止力の意味を政治家が知らなかったとは、と日本中が呆れた。

脅されて二度と同じことは言わなくなったが、鳩山は底なしの無能者だった。その後も日本とアメリカを窮地に落とすような危ういことばかりしている。本人は至って真面目なのだ。無知な善人の見本のような男だ。こういう人間を野放しにしておくのは危険極まりない。

第1次世界大戦は一人のボスニア民族主義者がオーストリアの皇太子を暗殺した事に端を発している。鳩山がその暗殺者にならないとは限らない。無知な善人ほど危険なものはない。

幕末の日本でも無知な善人達が、開国を決した幕府の要人(井伊直弼桜田門外の変)や開国を説く知識人(佐久間象山など)を暗殺しまくった。外国人を斬ってしまえば日本を守れるという妄想に取り付かれたせいだ。しかし薩摩藩長州藩も実際に外国と戦闘(薩英戦争・馬関戦争)を交えてその戦力に愕然とした。とても刀では勝てないと悟ったのだ。だから明治維新薩摩藩長州藩がその主力になったのである。

会津藩はそういう知識や情報に欠けていた。新撰組も世の中の動静に疎かった。だから滅んだのだ。会津藩士も新撰組も善人達であった。少しも私利私欲で動いたわけではない。しかし正しかったのは薩摩藩長州藩であったことは歴史が証明している。